神室山

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金山町の東方、奥羽山脈の上にひときわ高く突起したピラミッド形の山で、標高1365m。「神聖」とは神霊のやどる岩室の意味で、頂上近くには雷神・水神・太田神など農耕の神をまつり、鉄製の剣や鳥居が奉納されている。麗の人々は山肌に残る雪の形を農作業の目安とし、いまも信仰登山者が多い。鎌倉から室町にかけて修験道の一派大峯当山派の霊場とされ、紀州熊野との往来かおり、有屋の熊野神社などは直接勧請されたものであろう。全国各地からの参詣者が多かったらしく、宿坊あとの名や、神雷山に関する言い伝えが根強く残っている。登山口は有屋口、小国口、仙台口、役内口など八方八口があり、近世初期まで、秋田県雄勝地方との連絡は、鉤掛森・桧木森・黒森との鞍部を通る有屋峠越えによっていた。

ブナの自然林などの植生にめぐまれ、全国的にも珍しいブナやカツラの巨木がある。また山麗には神宮ダムもあり雄大な景観が楽しめる。

所在地 〒999-5401 山形県最上郡金山町有屋
お問い合わせ金山町役場
電話0233-52-2111
FAX0233-52-2004
関連URLhttp://www.town.kaneyama.yamagata.jp/kanko/best-view/entry-475.html
交通・アクセス新庄駅下車→山形交通バス 新庄・金山線40分(十日町下車)→町営バス 金山・有屋線バス15分