街並み景観

美しい街並み景観と「金山型住宅」

江戸時代に羽州街道の宿場町として栄えた金山町。今も、古い建物や蔵が残り、当時の面影を感じることができます。街を散策しているとよく見られるのが、白壁にこげ茶色や黒色の切妻屋根、そして金山杉の下見板張りが特徴の「金山住宅」です。

金山町では、昭和58(1983)年から、100年をかけて自然(風景)と調和した美しい街並みをつくり、あわせて林業等の地場産業の振興や人と自然の共生を図るという「街並み(景観)づくり100年運動」を推進しています。その実現に向けて昭和60(1985)年には「金山町街並み景観条例」を制定し、金山住宅の普及と保存をはじめとして住民・建築関係者・行政が連携して元郵便局を改修復元した「交流サロンぽすと」や、米蔵を文化活動の拠点へと改修した「蔵史館(くらしかん)」の整備など、住民生活と景観づくりが一体となった町づくりを進めています。こうした町をあげての取り組みにより形成された街並みは、平成22(2010)年には、国土交通省と「都市景観の日」実行委員会が主催する都市景観大賞において、「美しいまちなみ大賞」を受賞するなど、数々の表彰を受けています。

所在地 〒999-5402 山形県最上郡金山町金山
お問い合わせ金山町産業課
電話0233-52-2111
FAX0233-52-2004
交通・アクセス新庄駅から山形交通バス金山行きで約40分