カネカ（川崎家の屋号）

大正7年頃の建築で、母屋は奥行き約14間、幅7間、木造二階建て。全で杉と桂でできており、廊下は桂の一枚板を使用している。昭和、平成と一部改装、改造されているが、基本の構造材は建築当時の状態を維持している。積雪に耐えるため、要所要所に7寸、8寸の柱材が用いられている。

正面の巨大な妻壁に表れた化粧小屋梁とその下に並ぶ戸毎のお繰り戸に加え、深い軒と棟に「からす（からすとまり）」がこの建物を造形的に優れたものにしている。

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